医学部同窓会が行う学術事業の一環である市民公開講座が2021年10月9日(土曜日)Webで開催されました。
専門医に聴く最新の医療、正しい知識、今回は「知って役立つ新型コロナウイルス感染症の最新情報」
をメインテーマに講演1として、北里大学医学部附属新世紀医療開発センター横断的医療領域開発部門 感染制御学准教授の高山陽子先生(19期生)から「新型コロナウイルス感染症~分かったことと分かっていないこと~」 講演2として医療法人伯鳳会東京曳舟病院 副院長兼救急科部長・集中治療室長の三浦邦久先生(15期生)から「東京都墨田区における新型コロナウイルス感染症治療の現状報告(墨田区モデルについて)」という演題名でご講演いただきました。
高山先生のご講演では、新型コロナウイルス感染症の概要全般を解説していただき、相模原市と全国の感染状況の説明、感染対策として適切なマスクの着用、室内換気、手指衛生などが今後も重要であること、さらには今冬のインフルエンザにも備えるべきとのお話でした。
三浦先生のご講演では、第1波から第5波のコロナ感染症対策として区・都・各病院など行政と医療機関が情報を共有することによって地域包括医療体制を構築した墨田区モデルについて触れられ、感染拡大防止に効果を上げたこと、そして今後予想される第6波への対策として行政を含む地域医療体制の早期確立が重要であること、など熱くお話いただきました。