2018年10月25日
北里大学医学部同窓会の皆様
北里大学病院内科専攻医（後期研修医）の急募について
平素より北里大学内科各科の運営に対しての絶大なご支援を頂戴し、深く感謝いたしております。
さて、本日は北里大学病院内科全科を代表してご相談を申し上げます。既に報道等から御存じかもしれませんが、新たな専門医制度の変更に伴い医療現場は大変な混乱に陥っております。特に神奈川県と東京都は内科医が多すぎると判断されてしまい、後期研修医の数を大きく削減するとの通知を受けました。専門医機構は北里大学の位置する神奈川県県北部の医療事情についての正しい情報を持たないままに、定員削減を一方的に通告し、内科学会は今年の内科の入局者の数に応じて来年度も更に削減することを示唆しております。しかしながら、今年にかぎって北里大学の内科全体での入局予定者数は非常に低調でして、このままでは1年後には北里大学の内科の定員はほぼ半減させられてしまいます。このことは近い将来の北里大学病院の凋落につながりかねませんし、地域医療の崩壊につながることも自明でございます。11月後半と想定される後期研修の登録締切日までに出来るだけ定員に近い数の登録を得ることが北里大学病院と地域医療を守ることになると愚考しております。
そこで同窓会の皆様にご支援をいただきたい事案がございます。皆様の周りで来春の入局先が決まっていない若い先生、北里大学の内科各科に籍をおいて内科を勉強することにご関心のある先生、がおられましたら、是非ともご紹介をいただけないでしょうか。在籍いただくのは北里に存在する8つの内科のいずれの科でも結構ですし、特定のサブスぺ科を決めずに総合的に内科を研鑽される形でも結構です。またご登録いただく先生に関しまして、卒業年次は問わないこと、既に内科以外の専門医資格をお持ちでも支障がないこと、を専門医機構に確認済みでございます。
採用にあたっての手続き、待遇や条件等、詳細につきましては北里大学病院臨床研修センターないしは母校の内科各科までお気軽にご連絡いただけましたら、誠意をもって対応させていただく所存でございます。この専門医制度は北里大学の多くの科に大変な被害をもたらし、これをこのままの形で継続することは地域医療の崩壊につながることは必定です。この件で皆様の母校の内科は壊滅的な打撃を受けつつあります。母校を救いたいとお考えになられる先生方からの温かいご連絡をお待ちいたしております。
関連サイト： https://www.kitasato-u.ac.jp/khp/
http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/bosyuu/kensyu/koki/
北里大学病院 内科専門医研修プログラム統括責任者 西山和利
北里大学病院 病院長 岩村正嗣
